海外

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弊社ではコンテナ事業を展開しています。本来の目的である保管のための箱の特性をさらに向上させ、よりディスプレイに適した3方向の壁が開閉可能なものや移動式オフィスとして利用できるものなど、様々な展開をしています。また移動式オフィスとして利用出来るトレーラーは、モータースポーツの世界では以前から利用されています。そうしたビジネスを一歩進めるために、我々はドイツ北部、ブレーメンの北にある小さな街、ファーレルを訪れました。ここにシュレーダー社から紹介されたトレーラーの製作所があるからです。名前は、イーラー(EILERS)社。得意とするのは停止時に内部スペースを拡大するために、ボディが幅方向に拡大する仕組みを持つトレーラーです。写真をご覧いただいてわかるように、エクステリアの仕上げは申し分ないクォリティを持ちます。下の写真は、そのインテリア。あるペイントメーカーの車両で、移動した先でプレゼンテーションを行うための装備が使いやすいように配置されています。トレーラーが内部スペースを拡大する仕組みはキャンピングカーでも採用されていますが、イーラー社は企業のマーケティング車両製作をメインとしているとのこと。インテリアのレイアウトやクォリティは見る側の視点から煮詰められており、今後ビジネスパートナーとしてつきあっていきたいと思わせるに充分なものでした。

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昨年飲料用トレーラーを発注したSchröder(シュレーダー)社を訪問するため、ドイツ北部の小さな街、Wiesmoor(ヴィースモール)を訪ねました。というのも昨年に続き飲料用トレーラーを追加発注するからです。前回車両は関係スタッフが皆で知恵を絞り、完璧と思える車両が納入されましたが、やはり実際に運行を始めるといろいろと行き届かない面も露呈しました。そのために車両の改良ポイントについてシュレーダー社スタッフと直にやり取りをする必要があったのです。ミーティングは白熱し、およそ2時間、お互いに率直な意見を交わすことができたと思います。終わってふと顔を上げると、ミーティングルームの壁に写真がいくつか飾っていることに気づきました。そしてその中に、我々が富士山をバックに撮影した写真を発見。ふと素直に嬉しい気持ちを感じながらも、シュレーダー社が我々トランスウェブをパートナーとして認めてくれていることに誇りを感じました。

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現在オランダヴァンエック(VanEck)社に新型トレーラーの製作を依頼しています。写真はその新型車両のフレームです。そして今回の車両のポイントは、トレーラー内の荷室の高さをギリギリまで確保することにありました。そのため写真のように、フレームが極限まで薄く作られているのです。そのためこの車両はトラクタとの接合部でも荷室の高さ2,680㎜が確保されます。それは国産低床4軸の大型トラックよりも高いことになります。荷室の長さは14,600m。国産大型トラックの荷室の長さは9,600mmなので1.5倍の積載効率を誇ります。写真のようなバン仕様とカーテン仕様を発注しています。ちなみにヴァンエック社のHPには、弊社に納品された前回車両の納車式の様子がニュースにアップされていますので、ぜひご覧ください。

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現在、羽田〜成田間で稼働している航空貨物用トレーラーを製作したオランダヴァンエック(VanEck)社を訪問した際、なかなか興味深い車両を発見しました。EUのユニオンが主体となり、二酸化炭素排出量の25%削減を目標とした、空力に特化したテスト車両です。空荷、もしくは積載物の高さが低い場合、トレーラーの屋根を低くすることで空気抵抗を抑える仕組み。またリア部に3面からなるディフューザーが取り付けられていて、トレーラー後端で起こる乱気流を抑え、空気抵抗を減らしていると見受けられます。2040年にはフランスそしてイギリスでガソリンエンジン、そしてディーゼルエンジンを搭載する車両の販売が禁止されることになりましたが、ヨーロッパでの二酸化炭素削減に対する取り組みは、日本とは異なりかなりシビアなことを痛感しました。

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前回に引き続きヨーロッパ最大と言われるトラックの祭典、トラックスターフェスティバル2017の写真でお楽しみください。今回はインテリアに注目しました。彼らヨーロッパのトラッカーはエクステリアだけでなく、インテリアにも凝っているマニアがたくさんいます。強烈な3台をご紹介しましょう。

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昨年もお伝えしたヨーロッパ最大と言われるトラックの祭典、トラックスターフェスティバルが今年もオランダ北部の街、アッセンTTサーキットで7月29日、30日に開催されました。来場者は5万人以上、集まるトラックも2000台以上と言う日本では考えられない規模のトラックイベントですから、本当に色々なトラックを見ることが出来ます。今回注目したのは、日本ではまだ走っていないNEWスカニア。しっかりとドレスアップされたクルマを数台発見することができました。なかには旧型のTシリーズにNEWスカニアのキャブに乗せ換えたと思われる車両もあり、彼らの大胆な実行力に驚くばかりです。

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只今ロンドンにいます。街の中心部から見て東、金融のシティ・オブ・ロンドンの北、ショアディッチ駅前にある、以前から気になっていたボックスパークにいます。弊社の事業をより伸ばすための視察です。

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写真からは、1階がアパレルショップ、そして2階はオープンカフェなのがわかると思います。実はこのモールは黒く塗られた40フィートのコンテナを組み合わせて作られています。コンテナだけの建造物は非常に稀です。

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一方弊社でもコンテナ事業を行っています。トランスウェブホワイトに塗られた20フィートの特注コンテナを用い、移動可能なオフィスや展示ブースとしてお客様にご活用いただいています。それをさらに推し進めるとこのボックスパークのようなスタイルになるのか、それとも・・・。世界には日本ではお目にかかれない発想のクールなものが数多くあります。そうしたものを探し出し、取り入れる姿勢。常にアンテナを敏感に保たねばビジネスチャンスを取り逃がしてしまいます。

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