皆さんは「モーダルシフト」という言葉をご存じでしょうか? モーダルとはモード、方式とか様式のこと。方式をシフトする、つまり転換することで、物流においてはトラック輸送を鉄道や船舶を使った輸送に転換することをいうらしい。現在環境負荷の低減が大きな命題となっていますが、地球温暖化でも問題になっている二酸化炭素の排出量が、鉄道ならトラックの約13分の1、船舶でもトラックの約5分の1となり、二酸化炭素排出量の大幅な削減が期待できるというわけ。株式会社トランスウェブでもその第一歩として、東京営業所と九州営業所間での輸送でモーダルシフトを行うために、オーシャントランス株式会社様のご協力を得ることとなりました。計画では、クルマを積載したトレーラーのみをフェリーに乗せ約1000km以上の東京〜九州間を移動。これにより排出する二酸化炭素の大幅な削減と乗務員の業務環境の改善を狙っています。事前準備の一環として、先日弊社の所有するキャリアカー(ロルフォJ1)とスーパーカー輸送をメインとしたカバードトレーラーが積み込み等に支障が無いかを確認してきました。両トレーラーは弊社が発案したバッテリー駆動方式の為、トレーラーのみのフェリー航送が可能です。フェリーへの大型車の積み込みには最低地上高や最高地上高の確認は当然のこととしても、スロープの乗降時に擦ったり当たったりする箇所がないかなど、意外に気を遣うものです。テストの結果は特に問題なく、後は実践のみとなりました。この新しい試みが、省力化にどれだけ役立つのか? 今後の展開が楽しみです。