10月10日(水)
天候晴れ、気温は-5℃。チタ近郊を出発。
中国国境を沿うようなルート P-297をハバロフスク方面へ。

 


いつまでも続く地平線を走行。ほとんどWi-Fiが使用できず、今回の旅の中で一番といっていいほど周囲に何もない道が続きます。
真冬は零下30℃以上になるエリアです。事故や車両故障で止まった場合命取りになることは間違いないでしょう白樺と道路と空のシチュエーションに慣れてくると、景色がとてもゆっくりながれている感じです。

パーキングで止まって地元ドライバーに話しかけると、気さくに答えてくれました。
彼は、モスクワからウラジオストクに穀物を運ぶ仕事をしているとのこと。
ついでに、現時のドライバーがすれ違い様にほぼ必ず手を上げてくるのはなぜかと尋ねました。彼曰く、「他のドライバーに敬意をあらわすために誰でも挨拶をする、たとえそれが違う会社の人間でも同じ仕事をしているのだから」とのこと。
確かに、日本人である私たちが手をあげてもほぼ必ず手をあげて返事を返してくれます。とても気持ちのいいことです。

帰り際、彼は自分の車に飾ってあるタペストリー(上記写真)と、無事に目的地まで着くことを願うとのエールと寄せ書きをしてくれました。
彼とWi-Fi、翻訳機に感謝です。

他、ガソリンスタンドに給油に入った際、給油機全部が故障して給油できない状態で困っていたら、次にあるスタンドを教えてくれる優しいトラックドライバーに出会いました。

3日ぶりのシャワーを借りたカフェ&ホテルの風景。
シャワーは100RUB(約\167)、トイレは15RUB(約\25)です。
ロシアの物価の安さには改めて驚かされます

ハバロフスク北西400km地点にて車中泊
ユーラシア大陸東端 ウラジオストックが射程距離に入ってきました。