ヨーロッパの広大な大地は、嫌が応にもモータリゼーションを進化させました。そしてそこには日本ではあまり知られていませんが、様々な分野に特化し高い技術を持った多くの会社が存在します。
ドイツSchröder(シュローダー)社もその一つ。ドイツ北方の大都市ブレーメンの北西およそ100kmにある小さな町、ヴィースモールにあるシュローダー社は、商用車やトレーラーの専門メーカー。そしてそのトレーラーは、飲料を運ぶために最適化されているという特徴を持ちます。9月中旬、代表取締役前沢と車両課長鈴木等数人がヴィースモールを訪れました。トランスウェブのために制作中のトレーラーは、1100mm×1200mmのパレットが32個積載できるよう設計されました。日本の標準的な大型トラックは16個積載ですから、大型トラック2台分を輸送可能です。軽量なアルミ製ウイングを採用しながらもすべてが頑丈に作られているため、積載量は26トンに及びます。2軸の後輪前部の低い位置まで積載可能としているデザインも特徴的。来春には日本で運行開始予定です。