トラック

株式会社トランスウェブでは、精密機器、特に高さのある機器にも対応可能なようにオーダーメイドした中落ちセミトレーラーを導入いたしました。
中落ちとは、ホイールベース間の荷台床面をタイヤ高より低く、地上高45cmの低床仕様。
また3軸仕様のため最大積載重量は25トンにもなり、総輪エアサスペンションを採用したことで、大型の精密機器に幅広く対応可能です。
なお製造をお願いしたのは、国内屈指のトレーラーメーカー、東邦車両株式会社様。随所に国内メーカーらしい緻密なモノづくりが感じられる車両となっています。

牽引車は、スカニア社製Rシリーズを採用。キャビンにはRスリーパー-トップラインを選択。インテリアには本革が使用され、また外部エアコン、外部ヒーター、冷蔵庫、およびコーヒーメーカーを搭載しています。
導入計画の立ち上げからおよそ13ヶ月が経過した2017年4月初旬に納車式がとり行われ、無事業務開始となりました。

中低床

前回のニュース&トピックスでトランスウェブから3名のドライバーがSCANIA Driver Training 2017に参加したことをお伝えしました。SCANIA社では車両の開発に加え、Driver Trainingのようなソフトウェアの開発にも力を入れていますが、その中の大きなプロジェクトとしてSCANIA TRANSPORT LABORATORYがあります。これは欧州の物流の典型的なパターンをいくつかピックアップ。2年以上の実際の運行から得られるデータを分析し、効率的な運行モードを探し出すというもの。

その中で国を跨ぐ国際的な長距離運行コースの典型例として定められたのが、SCANIA社の工場があるオランダのZWOLLEからデンマークの首都コペンハーゲンを経由し、スウェーデンのストックホルムまでのおよそ1200km以上のコース。走るのは写真のようなトラックにトレーラーを接続した全長32mもの巨体。最大積載量は60トンに及びます。この長期テスト車両にトランスウェブの3名も同乗するという機会を得ました。

季節柄道路には積雪や凍結があるという厳しい条件の中での一泊二日の旅。現地のドライバーとのコミュニケーションにはスマホの翻訳ソフトが大活躍しました。巡航速度は78km/h。これはこれまでのテストから燃費や二酸化炭素排出量がもっとも良好になる速度なのだそうです。また5台以上のトラックが連なって運行するのですが、仲間の現在地や運行状況を把握するためのタブレットがドライバーに支給されていました。

車両メーカーが車両の開発だけではなく、実際の運行状況をテストし、カタログにある燃費だけではなく、もっとも効率的な運用を提示しようとする姿勢に、研修の3人は大きな感銘を受けたようです。

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2016年10月に報告した平野ロジスティクス様向け、オランダのヴァンエック(VanEck)社製エアカーゴトレーラーが無事登録完了しました。このトレーラー最大の特徴は、AKEコンテナ14個が積載可能な点にあります。日本国内の道路運送車両法が昨年変更されたことで、トラクタとの連結部にあたるキングピンからトレーラー後端までの長さが12mから13mに延長され、この新車両もその新基準で製作されました。

トランスウェブでは、すでにAKEコンテナ積載数を13個まで増やした+7車両を走らせていましたが、今回の新車両はそれを上回る高効率を実現しています。

予定より若干早めの納車により、年度末を予定していた運用も2月より運行開始することが決定。成田空港~羽田空港間を結ぶ新車両にご期待ください。
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株式会社トランスウェブでは、2009年よりフェラーリレッドに染められたトレーラーを運行しています。このクルマは、全国ディーラーへの車両のデリバリーやフェラーリチャレンジのサポート等に使用されていましたが、今回全面的にカラーリングがリニューアルされました。

以前のトレーラー部のカラーリングは、シンプルに四角いフェラーリのエンブレムデザインがあしらわれていましたが、今回はエンブレムが逆三角形のものに変更され、さらに「Corse Clienti」(コルサ・クリエンティ)の文字が大きく配されました。

コルサ・クリエンティとはフェラーリ本社の一部署であり、F1以外のフェラーリのモータースポーツ活動を支えています。フェラーリチャレンジ、そしてFXX等サーキット専用マシンを走らせるFXXプログラム、WECなどのGTレースのサポートを行っているのです。

そして日本で走るこのトレーラーにコルサ・クリエンティのロゴを使用するというアイデアは、フェラーリ・ジャパンのご厚意によって実現しました。なおイタリアのフェラーリ本社にも快く賛同をいただき、日本でただ一台の公認カラーリングが施された車両となり、今回のお披露目となりました。もし皆さんが見かけることがあるようであれば、フェラーリ、そしてトランスウェブへのエールをよろしくお願いいたします。

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先日のNEWS&TOPICSでも掲載した独Schröder(シュローダー)社製トレーラーが完成しました。国産の一般的な大型トラックでは16個しか積載できない1100mm×1200mmのパレットを32個積載可能な高効率トレーラー。したがってエクステリアデザインはそのことを最大限アピールする写真ものに落ち着きました。

主に飲料積載に最適化されたSchröder社製トレーラーの最大積載量は、26トン。従来の2倍と言う大容量化を可能となったのには、中央部と後端に設けられた2段済みスペースが大きく貢献しています。さらにその背景には、トレーラーを接続するカプラー高が低いスカニア製トラクタの存在があります。カプラー高が低い分、トレーラーの上下方向のスペースを有効に活用できるのです。来春には首都圏で走り始めるSchröder社製トレーラーにご注目ください。

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株式会社トランスウェブでは、新規導入されたスカニア製トラクタRシリーズ2台の納車式を本社にて行いました。スカニアではシャシーやエンジンなど様々な組み合わせの車両を可能としていますが、今回導入された車両は以下のような組み合わせとしました。エンジンは直列6気筒13リッターでEURO6をクリアした410hp。トランスミッションはフルAT。シャシーは操舵輪1軸2タイヤ、駆動輪1軸4タイヤ。そしてキャビンは最も居住性の優れるRスリーパートップラインです。

スカニア製トラクタを選択した大きな理由は、リッター4km/ℓを超える省燃費性能とトレーラーを接続するカプラーの地上高が低いことにあります。一般的な国産トラクタと比べ255mmも低い970mmと言うカプラー高は、牽引するトレーラーの設計自由度を高め、積載効率アップを可能とします。このRシリーズは、積載物に合わせて最適なトレーラーをカスタムメイドする弊社に最適なトレーラーのひとつと考えています。

株式会社トランスウェブでは、今回イタリアロルフォ(ROLFO)社製セミトレーラーを新たに2台発注しました。ちなみに8月のNEWS&TOPICSでも掲載したロルフォ社製フルトレーラーは既に3台追加発注しています。車両は2軸仕様で積載量は15tオーバー。1台2tクラスの乗用車が6台積載可能です。導入理由は、日本製トレーラーより安価であること。そして来春には運行開始可能な短い納期です。また何より今年納入された1台目のフルトレーラーの使いかってがよく、ドライバー達からの厚い信頼感が大きな後押しとなりました。9月中旬ドイツハノーファーで開催されたIAA 2016にてロルフォ社のダリオ・ロルフォ代表取締役と弊社代表取締役前沢との調印が無事執り行われたことをご報告します。

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ヨーロッパの広大な大地は、嫌が応にもモータリゼーションを進化させました。そしてそこには日本ではあまり知られていませんが、様々な分野に特化し高い技術を持った多くの会社が存在します。
ドイツSchröder(シュローダー)社もその一つ。ドイツ北方の大都市ブレーメンの北西およそ100kmにある小さな町、ヴィースモールにあるシュローダー社は、商用車やトレーラーの専門メーカー。そしてそのトレーラーは、飲料を運ぶために最適化されているという特徴を持ちます。9月中旬、代表取締役前沢と車両課長鈴木等数人がヴィースモールを訪れました。トランスウェブのために制作中のトレーラーは、1100mm×1200mmのパレットが32個積載できるよう設計されました。日本の標準的な大型トラックは16個積載ですから、大型トラック2台分を輸送可能です。軽量なアルミ製ウイングを採用しながらもすべてが頑丈に作られているため、積載量は26トンに及びます。2軸の後輪前部の低い位置まで積載可能としているデザインも特徴的。来春には日本で運行開始予定です。

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スカニア社が、2016年8月23日、21年ぶりとなる次世代トラクターシリーズを発表したワールドプレミアには、日本から2社のスカニアユーザーが招待されました。光栄なことに弊社トランスウェブがそのうちの1社に選ばれ、代表取締役社長前沢と大阪営業所所長の滝沢が現地に飛びました。
前沢はこう言います。「新世代シリーズは、スカニアが10年もの歳月をかけた一大プロジェクト。パワーユニットと空気抵抗を軽減したボディで平均5%もの燃費低減を実現しているといいますし、プレゼンではサスティナブル、持続可能なという言葉が多用されていました。将来をきちんと見据えた新しいスカニアももちろん応援します!」。

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今年創業125年を迎えるトラック・バスの世界的メーカー、スウェーデンのスカニア社が、2016年8月23日、21年ぶりとなる次世代シリーズを発表しました。会場となったのはフランスの首都パリの歴史的建造物であるグラン・パレ。これは1900年に開催されたパリ万国博覧会のために建造され、彫刻が見る人を圧倒する石造のファザードと大胆な鉄骨とガラスで作られたルーミーなメイン会場という特徴を持ちます。70ヶ国から1200名というゲストを招いて行われたワールドプレミアですが、同時にツイッターやフェイスブックなどのSNSはもちろん、ライブストリーミングリポートも配信され、その模様は全世界に向けて発信されました。