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2016年7月30日、31日の二日間、オランダの首都アムステルダムの北東およそ100kmに位置するアッセンTTサーキットにて、トラックスターフェスティバル2016が開催されました。トラックスターとはヨーロッパでは有名なオランダのトラックマガジンで、彼らは1981年以来36年間もこのフェスティバルを続けています。
私(代表取締役前沢)も何回か参加していますが、今年はIAA2016ドイツ、ハノーバーで開催される商用車のモーターショウに展示予定のAircargoトレーラーの打ち合わせを兼ねて、車両課の平沢君と見てきました。このフェスティバルには多くのトラックメーカーも参加していますし、“オランダで最も美しいトラックを選ぶ選挙”や音楽イベント、クラシックトラックなども展示されます。2000台以上のトラック、5万人以上の人々が参加するフェスティバルに大いに興奮した次第です!

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スカニア社が、2016年8月23日、21年ぶりとなる次世代トラクターシリーズを発表したワールドプレミアには、日本から2社のスカニアユーザーが招待されました。光栄なことに弊社トランスウェブがそのうちの1社に選ばれ、代表取締役社長前沢と大阪営業所所長の滝沢が現地に飛びました。
前沢はこう言います。「新世代シリーズは、スカニアが10年もの歳月をかけた一大プロジェクト。パワーユニットと空気抵抗を軽減したボディで平均5%もの燃費低減を実現しているといいますし、プレゼンではサスティナブル、持続可能なという言葉が多用されていました。将来をきちんと見据えた新しいスカニアももちろん応援します!」。

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今年創業125年を迎えるトラック・バスの世界的メーカー、スウェーデンのスカニア社が、2016年8月23日、21年ぶりとなる次世代シリーズを発表しました。会場となったのはフランスの首都パリの歴史的建造物であるグラン・パレ。これは1900年に開催されたパリ万国博覧会のために建造され、彫刻が見る人を圧倒する石造のファザードと大胆な鉄骨とガラスで作られたルーミーなメイン会場という特徴を持ちます。70ヶ国から1200名というゲストを招いて行われたワールドプレミアですが、同時にツイッターやフェイスブックなどのSNSはもちろん、ライブストリーミングリポートも配信され、その模様は全世界に向けて発信されました。

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株式会社トランスウェブでROLFO PEGASUS トレーラーを導入したのには、しっかりとした理由があります。

1. 短い納期を可能とする豊富な生産能力

ROLFO社では月当たり100〜120台のトレーラーを生産しています。したがって今回導入に際して、オーダー後4ヶ月足らずで、車両が完成しました。1ヶ月以上かかる日本までの輸送を含んでも、およそ半年で納入されたのです。ちなみに現在日本製トレーラーは生産キャパの問題もあり、納期2年と言われています。

2. リーズナブルな価格設定

ヨーロッパからトレーラーを輸入するというと、高価な価格だと思われるかもしれませんが、けっしてそんなことはありません。国産セミトレーラー(キャリアカー含む)と比較しても、2割増し程度。1.5倍の積載能力を考えると、むしろ割安と言えましょう。

3. ドライバーをやる気にさせるトレーラーとしてのポテンシャル

EURO6をクリアし平均でリッター4km以上の燃費を可能としたエンジンや徹底して施された防錆対策など、クルマとしてのポテンシャルは疑う余地がありません。また積載時全長21mにもなるボディですが、トラクタ部が長いことで前後車両の接続ポイントが全体の中央に近づき、トレーラーであることを忘れさせてくれ、大型トラックのようなドライバビリティを発揮します。そして結果的に、ROLFO PEGASUS トレーラーはその多くがクルマ好きである弊社ドライバー達の仕事に対する取り組み方ややる気を大いに促進してくれているのです。

 

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ROLFO PEGASUS(ロルフォ ペガサス)トレーラーには、実はもうひとつ大きな特長があります。
トラクターの後輪前方に位置する小さなタイヤにご注目ください。実はオリジナルは前輪(操舵輪)2輪と後輪(駆動輪)ダブルタイヤの4輪の仕様です。ではこの小さなタイヤはいったい何でしょう?

答えは、オランダのESTEPE(エステぺ)社にあります。ESTEPE社は、トラックのシャシーやフレーム、キャビンなどのモディファイを専門とする一流メーカーです。トレーラーの架装にあたり、最大積載量を増やすために、ESTEPE社により補助輪が増設されました。積載重量に応じて駆動輪よりもひとまわり小さなこの補助輪が自動的に路面に接地。必要のないときは自動的にせり上がり、走行抵抗を減らします。オランダSCANIAの工場から出荷されたトラクターは、オランダのESTEPE社でモディファイされ、イタリアのROLFO社で架装された後、PEGASUSとなり日本にはるばるやってきたのです。

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多くの日本人には聞き慣れないかもしれませんが、ROLFO(ロルフォ)社はイタリアの商用車界のみならず、経済界でも有数の企業です。創業は1885年とすでに100年以上の歴史を持ち、トリノの南約60キロの小さな街に位置する、トレーラー専門メーカーです。基本骨格のデザインが一見して国産トレーラーとは大きく異なり、四角い箱をイメージせず、きれいな曲線が描かれた柱が稼働します。搭載位置は低く、まるでパズルを組み合わせるように車両が搭載されるのです。

特筆すべきは、長期使用を考慮した防錆対策です。スチール製のシャシーやフレームは、溶融した亜鉛が満ちた巨大な亜鉛曹に沈められることで、しっかりとした厚い皮膜が形成され、手荒く扱われがちなトレーラーをしっかりと保護します。この徹底的な防錆対策はヨーロッパでは主流となっていて、融雪剤で下回りが錆びやすい国産キャリアカーとは一線を画します。またトラクターとの連結部は非積載時には1.2m短くなり、トレーラー最後端の1mと合わせて。計2.2m全長がコンパクトとなり、ドライバビリティが大きく向上します。弊社のドライバー達にも「トレーラーとの接続部が従来型よりも後方にあるため、普通の大型トラックの感覚で運転できます」と好評です。

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2009年に立ち上がった弊社PDIセンター。海外から輸入されたクルマの品質チェック及び改善、清掃を経て出荷まで、一連の作業をインポーター様からの依頼の元、遂行しています。この出荷前点検がお客様の考えるクルマの品質を大きく左右することを担当スタッフ達は胸に刻み、日夜努力・改善に励んでいます。


さてその
PDIセンターでは、内装・外装部門のスタッフを若干名募集しています。技術に自信のある方、クルマが大好きな方、新たなことにチャレンジしたい方、PDIリクルート専用ダイヤル 0476-90-3400(担当 ヤマサキまでご連絡ください!

募集情報

【職種】クルマのチェック及び内装・外装補修作業

【資格】要普通免許証

【年齢】40歳以下

勤務地】千葉県富里市

【休日・休暇】土・日曜日完全週休二日制、年末年始・夏季休暇等

PDIリクルート専用ダイヤル 0476-90-3400

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常に高効率、高品質の車両輸送を目指す株式会社トランスウェブでは、新型トレーラーを続々と導入しています。
昨年1台目が導入され、2017年早々には計4台のラインナップとなるのが、ROLFO PEGASUS(ロルフォ ペガサス)トレーラーです。トラクター(牽引車)は、SCANIA(スカニア)社製Pシリーズ。
パワーユニットには日本国内排ガス規制よりもはるかに厳しいEURO6をクリアした直6 13リッター 410psのエンジンが搭載され、2ペダルのオートマチック仕様ながら平均燃費はリッター4km以上の省燃費モデルです。

最大の特徴は、車幅2.5mの日本仕様にもかかわらず、トラクターに5台、トレーラーに4台、最大9台の乗用車を搭載できるというポテンシャルです。従来の一般的な国産セミトレーラーでは最大6台の積載能力しかありませんでした。したがってこのROLFO PEGASUSトレーラーなら、従来型の1.5倍の輸送能力があります。例えば18台の乗用車を輸送するのに、従来型なら3台のトレーラーが必要となりますが、ROLFO PEGASUSトレーラーなら2台でミッションコンプリートです。

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株式会社トランスウェブでは、東京、名古屋、大阪の各営業所にそれぞれ1台ずつ、スカニア社製トレーラーヘッドをベースにヨーロッパでしか手に入らないパーツで装飾した車両を導入しました。

弊社毎年恒例のヨーロッパ視察では、現地を走る車両の垢抜けたデザインが、参加者達の大きな関心を呼んでいます。そうしたドライバーの気持ちと従来の運送業のイメージを払拭したいという代表取締役前沢の熱い想いが結びつき実現しました。合わせて、お客様からの認知度向上も目指した新車両にご期待ください。

研修四日目。本日の目的地はモナコ、バルセロナからおよそ700kmの道のりです。5月末に開催されるモナコGPの準備の様子を視察します。モナコに到着後、駐車場で度肝を抜かれました。周りは全て高級車ばかり。隣にはマイバッハ、そしてロールス、ポルシェ、フェラーリ・・・。失礼ながらトヨタヤリスは完全に場違いですね(笑)。
さてコース視察です。開催およそ3週間前なので、あちらこちらで観客席などが急ピッチで建設されていました。さらにテレビで見慣れたモナコGPのコースをヤリスに皆で乗り込み、ドライビングすることもできました。これには本当に興奮しました。公道に赤白の縁石があるなんて日本では考えられませんからね。
今回のおよそ1週間の研修を通して痛感したのは、クルマやクルマが作り出した文化が社会に根付いているなあ、ということ。そしてクルマのメリットを活かすような、合理的なルール作りがなされているとつくづく感じました。普段は目の前の仕事に追われている私ですが、この研修でクルマに携わる仕事に従事する者として、新たな視点を得られたと思います。

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